よむ DAYZ.

メニュー

おいしいだいずでくらしをゆたかに

loading

コンビニ・アイス #06

2018年4月10日(火)
写真と文:アオキユウタ

コンビニ・アイス #06

※ 写真は拡大して見ることができます

コンビニ・アイス #06

「記憶を擦り切らして日々は続く!(続かないことを知っている!)」ここは輝き続けるチョコ・ドーナツ編

「永遠に片思い:現実的な両想い」というパワーワードっぽい下書きを残しているツイッターの履歴。あー、また一人同期が辞めてしまった。ついに 1/4 だ。しかし、僕はこの2年間でやりたいこと・行きたいとこ、ありがたいことに、何かを吐き出したい時に共犯(®湯地信愛)してくれる場所・人がいてくれたおかげで、そんなこと1度も思ったことがない(この不定期連載もそうだ)。しかし、次第にもやもやが薄くなっている、これはなんだ、見えるものすべてにふぁっきゅー、ぎったんぎったんにしてやんよ、が透明濃度でずっと鼻づまりしているみたいだ(家が汚すぎてシックハウス、家にいると体調がすこぶる悪い)。これは幸せなのか、数年後後悔するのかわからないけど、大丈夫。「ダサい大人になったな」という言葉はどこに向けられているのか。割とこの2年悪くなかったと思う(それがダサいのか)。さて、春から何をしよう。何になろう。写真が今楽しい。

年に何回かのミッドナイト業務を終え、久々に朝日をみる。船を作って朝を迎えたこと、友人を暴れないようにブルーシートで包んだ朝のこと。空腹。少し仮眠して「リバーズエッジ」を観る。初めて読んだのは PARK GALLERY がまだ平井にあった頃で、昔『ガールズキル』っていう展示をそこでして。確か壁に虹色の山田くんが表紙のやつが飾ってあって。当時付き合っていた彼女が岡崎京子が好きで、好きなものが知りたくて読んで。みたいな感じだったと思う。どっちかの家にあれば良い、2冊はいらないよね理論だったけどリバーズエッジは互いの家にあって。ただ、特別好きなわけでなくて、別に岡崎京子もそうなんだけど、何回掃除をしても本棚から消えない、リバーズエッジ、テイクイットイージー、東京ガールズブラボー。狂気的で特殊な時期だったかもしれない(勝手な解釈、きっとこれも美化された記憶、今もベットの下には等身大のあれがいる)。人の家の本棚を見るのが好きだ。どうその人が育って、どのポイントで自分と引っかかる部分が生まれて、今この部屋にたどり着いたのか想像してしまう。何度かの引っ越しで濃度が上がっているなら尚更だ(もう少し沖縄で暮らすことになった)。小沢健二もそれから聴くようになって、エンドロール、衣装提供が渋谷のミキリハッシン、高円寺の光と流れていく(前回参照、年末の東京、行った服屋はそことケイスケカンダの3店舗)。そういうのが繋がってしまうことがある。勝手に運命だとか、巡り合わせだとか思ってしまいたくなる。観終わった後、トイレの鏡に映った姿がハルナと同じ格好(ぶかぶかなジーパンにてろてろの白シャツイン)で笑ってしまった(ここにも本当の心が届いていると信じたい気持ち)。少し離れた時代ハズレの僕らでも、気付かないうちに現実とそちら側を双方に行き来してしまうことがある。珉亭は、いつかの天津楼、九龍居、福来門、そして燕郷房。

最近は坂元裕二のドラマの世界線で暮らしていると思うようにしている。小銭を上手に出せないこと、どうしても映画の上映時間に間に合えないこと、何分も玄関で靴が脱げない(何かが怖くて家に入れない)こと。新しく髪を切ってくれる人が真木よう子似であること、歯医者に行くことが何だか特別なことに思えること。まるっと大丈夫に思える。

これまでのアオキユウタ(こんな状況になっても主人公であることを諦めようとしない)統計上、好きになりやすい理想形が「色白で特徴的な場所にほくろがあること」「歯並びが悪いこと」「一重であること」、そして「年下であること」なのだが割と今の人当てはまらない。書いてみたけど全然当てはまらない。だけど、物凄く好きという気持ちになってしまうからわからない。趣味も合うわけでもない。好き嫌いも多い。だけどめっちゃ美味しそうにごはんを食べる。カツをデミグラスソースで煮込んだものと豚キムチうどんが天才的にうまい。気持ち悪いくらいに思っていたことと同じことをしている。育ったもの・好きなものが全く違うのにそうなってしまうことが不思議で仕方がない。そうなるわけないのにそうなってしまう。結婚してみたいが今年に入ってから何となくではなくなってきた。これが25歳になるということか。そうではない気がする、毎日「今日何食べたでしょう?クイズ」をしたいのだ。これは俗に言う届かない手紙。

コンビニ・アイス #06

※ 写真は拡大して見ることができます

コンビニ・アイス #06

「記憶を擦り切らして日々は続く!(続かないことを知っている!)」ここは輝き続けるチョコ・ドーナツ編

「永遠に片思い:現実的な両想い」というパワーワードっぽい下書きを残しているツイッターの履歴。あー、また一人同期が辞めてしまった。ついに 1/4 だ。しかし、僕はこの2年間でやりたいこと・行きたいとこ、ありがたいことに、何かを吐き出したい時に共犯(®湯地信愛)してくれる場所・人がいてくれたおかげで、そんなこと1度も思ったことがない(この不定期連載もそうだ)。しかし、次第にもやもやが薄くなっている、これはなんだ、見えるものすべてにふぁっきゅー、ぎったんぎったんにしてやんよ、が透明濃度でずっと鼻づまりしているみたいだ(家が汚すぎてシックハウス、家にいると体調がすこぶる悪い)。これは幸せなのか、数年後後悔するのかわからないけど、大丈夫。「ダサい大人になったな」という言葉はどこに向けられているのか。割とこの2年悪くなかったと思う(それがダサいのか)。さて、春から何をしよう。何になろう。写真が今楽しい。

年に何回かのミッドナイト業務を終え、久々に朝日をみる。船を作って朝を迎えたこと、友人を暴れないようにブルーシートで包んだ朝のこと。空腹。少し仮眠して「リバーズエッジ」を観る。初めて読んだのは PARK GALLERY がまだ平井にあった頃で、昔『ガールズキル』っていう展示をそこでして。確か壁に虹色の山田くんが表紙のやつが飾ってあって。当時付き合っていた彼女が岡崎京子が好きで、好きなものが知りたくて読んで。みたいな感じだったと思う。どっちかの家にあれば良い、2冊はいらないよね理論だったけどリバーズエッジは互いの家にあって。ただ、特別好きなわけでなくて、別に岡崎京子もそうなんだけど、何回掃除をしても本棚から消えない、リバーズエッジ、テイクイットイージー、東京ガールズブラボー。狂気的で特殊な時期だったかもしれない(勝手な解釈、きっとこれも美化された記憶、今もベットの下には等身大のあれがいる)。人の家の本棚を見るのが好きだ。どうその人が育って、どのポイントで自分と引っかかる部分が生まれて、今この部屋にたどり着いたのか想像してしまう。何度かの引っ越しで濃度が上がっているなら尚更だ(もう少し沖縄で暮らすことになった)。小沢健二もそれから聴くようになって、エンドロール、衣装提供が渋谷のミキリハッシン、高円寺の光と流れていく(前回参照、年末の東京、行った服屋はそことケイスケカンダの3店舗)。そういうのが繋がってしまうことがある。勝手に運命だとか、巡り合わせだとか思ってしまいたくなる。観終わった後、トイレの鏡に映った姿がハルナと同じ格好(ぶかぶかなジーパンにてろてろの白シャツイン)で笑ってしまった(ここにも本当の心が届いていると信じたい気持ち)。少し離れた時代ハズレの僕らでも、気付かないうちに現実とそちら側を双方に行き来してしまうことがある。珉亭は、いつかの天津楼、九龍居、福来門、そして燕郷房。

最近は坂元裕二のドラマの世界線で暮らしていると思うようにしている。小銭を上手に出せないこと、どうしても映画の上映時間に間に合えないこと、何分も玄関で靴が脱げない(何かが怖くて家に入れない)こと。新しく髪を切ってくれる人が真木よう子似であること、歯医者に行くことが何だか特別なことに思えること。まるっと大丈夫に思える。

これまでのアオキユウタ(こんな状況になっても主人公であることを諦めようとしない)統計上、好きになりやすい理想形が「色白で特徴的な場所にほくろがあること」「歯並びが悪いこと」「一重であること」、そして「年下であること」なのだが割と今の人当てはまらない。書いてみたけど全然当てはまらない。だけど、物凄く好きという気持ちになってしまうからわからない。趣味も合うわけでもない。好き嫌いも多い。だけどめっちゃ美味しそうにごはんを食べる。カツをデミグラスソースで煮込んだものと豚キムチうどんが天才的にうまい。気持ち悪いくらいに思っていたことと同じことをしている。育ったもの・好きなものが全く違うのにそうなってしまうことが不思議で仕方がない。そうなるわけないのにそうなってしまう。結婚してみたいが今年に入ってから何となくではなくなってきた。これが25歳になるということか。そうではない気がする、毎日「今日何食べたでしょう?クイズ」をしたいのだ。これは俗に言う届かない手紙。

アオキ ユウタ / アオキ ユウタ
写真家☆未満

1993年生まれ。沖縄在住。大学時代、rainroots(愛知)にて写真を覚える。 2017年8月25日から9月末まで rainroots(愛知)にて 写真展「コンビニ・アイス」を開催。9月27日(水)より PARK GALLERY(東京・末広町)にて 平松市聖、サユリニシヤマとの3人展に参加(10月9日まで)

TOP

関連記事

コンビニ・アイス #08

コンビニ・アイス #08

Column by : アオキ ユウタ

コンビニ・アイス #08 「ぴゅあぴゅあはーと(ネット仮想自由恋愛と現実はどこだ)」 どうも~1日を強制的に2日にした自作夏休みの反動で未だに体調が全快しない毎日を…

つづきをよむ

2018.09.14 FRI

こらむ

2018.09.14 FRI    |    こらむ

コンビニ・アイス #07

コンビニ・アイス #07

Column by : アオキ ユウタ

コンビニ・アイス #07 「脳内麻薬としてのハンバーガー、α世界線としてのハイライト」 仕事中、ゲップを何回もしながら、さっき食べたハンバーガーの味に想いを馳せてい…

つづきをよむ

2018.06.19 TUE

こらむ

2018.06.19 TUE    |    こらむ

コンビニ・アイス #05

コンビニ・アイス #05

Column by : アオキ ユウタ

コンビニ・アイス #05 「ネバーエンド青春(魔法)」(半年ぶりの一人暮らしはどうだい?) あと5分で今月の給料が発表される! ただお金を服に変換する簡単な作業を繰…

つづきをよむ

2018.01.12 FRI

こらむ

2018.01.12 FRI    |    こらむ

コンビニ・アイス #04

コンビニ・アイス #04

Column by : アオキ ユウタ

コンビニ・アイス #04 「むすびに代えて」(展示について・写真について・近況) 9月27日から今日まで PARK GALLERY での展示「アイディ」を見ていただ…

つづきをよむ

2017.10.12 THU

こらむ

2017.10.12 THU    |    こらむ

コンビニ・アイス #03

コンビニ・アイス #03

Column by : アオキ ユウタ

コンビニ・アイス #03 「前日談的なもの、或いは恋愛論」(魅惑の台風飲みは秒読み) あぁ! 無差別に誰かおごりたい! 師匠と呼ばれたい! いや、師匠と呼べる存在が…

つづきをよむ

2017.09.21 THU

こらむ

2017.09.21 THU    |    こらむ

コンビニ・アイス #02

コンビニ・アイス #02

Column by : アオキ ユウタ

コンビニ・アイス #02「架空服(食べ放題ファミレスは簡易ディズニーランド」 あんなにも憧れていた〆切に追われる生活だァアと、脳内でハイになりながらガスト食べ放題を…

つづきをよむ

2017.09.04 MON

こらむ

2017.09.04 MON    |    こらむ

コンビニ・アイス #01

コンビニ・アイス #01

Column by : アオキ ユウタ

コンビニ・アイス #01「自家チョコミント(寝る前の歯磨きの後にはチョコレートを!)」 何度目かの『最高の離婚』をみて、やっとの覚悟で歯医者に来ている。順番が来るの…

つづきをよむ

2017.08.22 TUE

こらむ

2017.08.22 TUE    |    こらむ

編集者・スタッフを募集しております。

おいしいだいずでくらしをゆたかに「DAYZ.」では、取材をお手伝いしてくれる編集者やライター、おもしろい企画を考えてくれるディレクターや、さまざまなジャンルのスタッフ・クリエイター・アーティストを常に募集しております。
自由な発想で、好きな土地で、好きな時間に活動いただけます。
おいしいものが好きなひと、街やひとが好きなひとなど、募集しております。
お住まい・経験・年齢は問いません。何ができるかわからなくても構いません。
気軽に まで、お問い合わせくださいませ。

TOP

編集者・スタッフを募集しております。

おいしいだいずでくらしをゆたかに「DAYZ.」では、取材をお手伝いしてくれる編集者やライター、おもしろい企画を考えてくれるディレクターや、さまざまなジャンルのスタッフ・クリエイター・アーティストを常に募集しております。

自由な発想で、好きな土地で、好きな時間に活動いただけます。

おいしいものが好きなひと、街やひとが好きなひとなど、募集しております。

お住まい・経験・年齢は問いません。何ができるかわからなくても構いません。

気軽に まで、お問い合わせくださいませ。